あとで読むサービス「Pocket(旧Read It Later)」が素晴らしい5つの理由

記事を保存しておいてあとで読むためのサービスとして、これまではInstapaperを利用してきました。しかし、最近Read it Laterが「Pocket」という新しい名前に変わったのを知って試してみたところ、すごーーく出来がいい!

・Pocket (Formely Read it Later)

というわけで、本日はPocketのおすすめポイントを紹介してみます。

アプリからエバーノートに記事本文をそのまま追加できる

個人的にもっとも素晴らしいと思ったのがこれです。

あとで読む系の競合としては「Instapaper」、あるいは最近台頭してきた「Readability」がありますが、このどちらもスマホアプリ(自分の場合はAndroid)で記事を閲覧している場合、その記事本文をエバーノートに送ることはできません。
これらアプリから「Share」を押した場合は、Evernoteには記事のURLだけが送信されるだけで、本文を最終的に取り込むにはPC側でそのURLを開いてクリップする必要があります。(Androidだと標準ブラウザから記事全文を一発で取り込むことができません)

しかしPocketの場合、アプリで記事を読んでいる最中にシェアボタンを押せば、読んでいる記事本文がそのままEvernoteに追加されます。もちろん画像なども取り込まれますし、タイトルもきちんと設定されます。後になってPCで取り込みという面倒さが省かれるのは、想像以上に快適です。

オリジナル記事と一瞬で切り替えが可能

Pocket、Instapaper、Readabilityのいずれを使っている場合でも、どうしても上手く本文が取り込めないサイトというのが出てきます(各サービスごとに得意不得意があるようですが)
そうしたサイトの場合、オリジナル記事を直接表示させて閲覧する必要が出てきます。このとき普通は別にブラウザを立ち上げて記事を開くことになります。

しかしPocketの場合、アプリ上部の表示切替ボタン(タブ)をタップすることで、整形された本文表示と、オリジナル記事表示をアプリ内で切り替えることができます。これも一手間省くだけの機能ではありますが、使ってみるとじつに便利です。

またソースコードなどが掲載されているサイトの場合、あとで読むサービスだとシンタックスハイライトが消えて読みにくいこともあり、こうした場合にもこの機能は重宝します。

しおり機能が実装されている

しおり機能、という言い方が正しいものか分かりませんが、Pocketでは記事を読むのを途中でやめた場合、次に開いたときにその途中から再表示させる機能が備わっています。

これはReadabilityにも実装されていましたが、これまでInstapaperばかり使っていた自分には新鮮な機能でした。そこそこ長文の記事を読むことも多いので、こうしたどこまで読んだかがわかる機能はありがたいです。

機能追加が頻繁に行われている

あとで読むサービスはサービスのシンプルさもあってあまり頻繁には機能追加が行われませんが、PocketはRead it Laterからリニューアルして以来、かなり多くの機能追加がなされています。

最近でもビュー表示にセピア調が加わったり(これまでは白背景と黒背景だけだった)、本文閲覧時に左右にスワイプすることでページめくりを実現する機能など、こまかな追加や改善がなされています。

また黒背景時のデザインなども、ほぼ真っ暗だったものがRedabilityに近い暗灰色になったりなど、見やすく美しいデザインに進化していると感じます。

サーバー、アプリが安定している

Instapaperを使っていたときは、記事更新に時間がかかったり、ときに更新失敗となることが私の環境ではときどきありました。またRedabilityアプリも試しにしばらく使っていたのですが、こちらはアプリが強制終了することがあり、これもストレスがたまりがちでした。

その点Pocketはサーバーも安定しており記事更新が上手くいかないこともまずなく、アプリ自体の安定性も高いです。シンプルな機能を追求したサービスだからこそ、こうした基本的な動作がしっかりしているのは嬉しいです。

まとめ

以上見てきたように、Pocketはあとで読むサービスとして現在ほぼ決定版といえる位置についているのではないかと思います。正直ほとんど不満点が見つからないほどで(あえて言うなら本文取り込みに失敗するサイトを減らしてほしい)、しばらくはこのままPocketを使いつづけたいと思います。