深夜族のためのorg-mode設定

しばらく前から、Emacsのorg-modeを使ってのTODO管理を実践しています。
で、とにかく高機能なorg-modeなのですが(そのうち解説記事書きたいと思ってます)、悩みの一つとして、一日の区切りが0時(24時)で切られてしまう、という問題点がありました。

どういうことかというと、たとえば以下のように3つほどのTODOが7月1日に設定されていたとします。

  • TODO ブログを書く
  • TODO 部屋の掃除をする
  • TODO 友人にメールを送る

ところが1つめと2つめのTODOを完了した時点で、深夜0時を回ってしまうと、org-mode内の時計は7月2日に切り替わります。
その時点で、3つめの「友人にメールを送る」は期限内に完了できなかった前日のタスクとして認識されてしまいます。(より正確には、0時を回ったあとにアジェンダビューを更新した時点で、ですが)

私含めですが、元々深夜に作業をすることが多かったり、そもそも仕事から帰ってくるとすでに夜遅いような人にとって、これはなかなか困りものです。

というわけで対処法を探してGoogle先生にキーワード打ち込みまくっていたのですが、なんのことはない、org-modeの公式FAQに解答が書いてありました。
有名なのかもしれないですが、意外と探すのに苦労したのでメモしておきます。

org-modeで一日の区切りを拡張する

一日の区切りを0時以外にしたい場合は、.emacsに以下の一行を足してください。


(setq org-extend-today-until 6)

上記の場合だと、朝の6時の時点で日付が切り替わったと認識されるようになります。
なお「6」の部分を任意の数字に切り替えることで、切り替えタイミングは自由に変更できます。私の場合、まずなにがあっても6時までにはさすがに就寝しているので、上記設定にしています。

ただ、まだ残っている問題として、日々の習慣を記録するorg-habitはこの切り替えタイミングを反映してくれないという問題が残っていたりします。
つまり、7月2日のAM1時にhabitを完了した場合、日付どおりの7月2日の習慣をこなしたこととして記録されてしまうわけです。(本当は7月1日の習慣をこなしたことにしたい)

どなたか解決法知っていれば教えていただけると嬉しいです。(ちなみに最新版7.6にしてみたけどやっぱり変更はされてなかったです。)
現状は、習慣に関しては別ツールで管理することにして色々とテスト中です。できればorg-mode一本で完全管理できると嬉しいのですけれど。