Android携帯をSoftBankの3G回線で使う場合、同時に二通りのIPアドレスが使われる

Android携帯のグローバルIPアドレスは、Wi-Fi環境下では当然ながら接続している無線ルーターIPアドレスと同一になります。
たとえば自宅環境であれば、デスクトップもノートもスマートフォンも、すべて同一のIPアドレスを使ってネットに接続することになります。(IPアドレスを複数取得して割り当てているとかそういう特殊な場合は除いて)

では3G回線下ではどうなるかというと、こちらはソフトバンク側が指定するグローバルIPアドレスを利用することになります。このIPアドレスは、3G回線との接続が切れるたびに変更されます。

……と、ここまではまあ知ってる人には常識的な話だと思うのですが。

少なくとも3G回線の接続が切れない限りは、3G下でのIPアドレスは同一のはず……と今までは思っていました。

ところが、先日Androidの標準ブラウザでIPアドレス確認サイトを利用してみたあと、別のブラウザでIPアドレスを確認してみると、それぞれ違うIPアドレスが表示されました。

しかもサブネットマスクが違うというだけでなく、明らかに違う範囲のIPアドレスが二種類割り当てられていました。

これがちょっと不思議で調べたのですが、どうやらソフトバンクAndroid携帯の仕様のようです。

・Android搭載端末におけるIPアドレス帯域について

上記ページの説明を読んでみると、どうやらソフトバンクAndroid携帯では、標準ブラウザでネットに接続する場合のみ、他のアプリやブラウザとは別のIPアドレスを利用するようです。

なので、結果として二通りのグローバルIPアドレスが割り当てられているように見える、というわけです。

なお、他のアプリやブラウザではすべて同一のIPアドレスになるようですので、アプリの数だけIPアドレスが違うわけではないです。

また注意書きにもありますが、他アプリから接続する場合でも標準ブラウザのゲートウェイIPアドレス帯域が使われることもあるようですので、必ず常に違うIPアドレスになるわけではないようです。