配列公開といふものを、私もしてみむとてするなり

さて、つばめ配列を始めたという記事を書いてからしばらく経ったわけですが、結局どうなったかと言いますと、自分なりに改造(改悪?)を加えて別の配列を作ってしまいました。

ただ、別の配列と言いきるには「つばめ配列」の影響を多大に受けています。なので、勝手に名前をつけていいものか迷ったのですが、つばめの名前を汚してもまずいので、とりあえず同じ鳥類からとって「すずめ配列」という名前をつけてみました。(こんなところに書くのも失礼な話ですが)mikadoさん、もしも問題がありましたらご指摘ください。

はてなでは設定ファイルが置けないこともあって、別サイトの鯖内に1ページ作って公開してあります。完全に自分用の変態的配列ですが、興味のある方はご覧ください。

・すずめ配列のページ

さて以下では、つばめ配列を使ってみた感想について簡単にまとめてみます。

まず、つばめ配列の基本でもある(ほぼ)ホームポジションのみしか使わないという発想は、やはり素晴らしいものだと思います。指が絡まることによるタイプミスという問題がないため、非常に安定した打鍵ができます。

私はセミコロンをEnterキーの代用として使いはじめて数年経ちますが、その変更当初は手を動かさずにEnterが打てることでの、ぬるぬると文章入力ができるような奇妙な心地よさを感じました。そしてしばらくすると、なぜEnterという頻繁に使うキーのために指を伸ばさなければならないのか?と感じるようになりました。

つばめ配列を使い始めて感じたのもこれと似た感覚で、指をほとんど動かさずに文字が入力できていく感覚はやはり奇妙に心地良いものでした。タンタタタンといったような小気味良いリズムとはまったく違いますが、ぬるぬると滑らかに文字を打つ気持ち良さがあります。そしてやっぱり「なぜ文字を打つのにあんなにせわしなく指を動かさないといけなかったのか」と感じます。

2chの配列スレをのぞいていたら、同じくホームポジション系配列の「ゆとり配列」というものを新たに公開されている方もいて、こうした指の動きを最小限に抑える配列が少しずつ普及してきているのかな、と感じたりもしました。

私は自分が変態的なキーバインドをしているなど幾つかの理由で自分用に配列を改造してしまいましたが(その経緯はすずめ配列のページをご覧ください)、おそらく多くの方にとって受け入れやすいホームポジション系配列は「つばめ配列」だと思います。
QWERTYしか試したことがない方や、すでに親指シフトや月配列などの効率的な入力方法をマスターされている方にも、ぜひ一度体験してみてほしいと思います。

・キー配列第3開発室(つばめ配列配布元)